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コース紹介



はじめに

 「生活習慣病対策は大人になってからでは遅すぎる」として、厚生労働省は2005年11月5日までに、子どもの肥満予防に新たに取り組むことを決めました。しかし、久ケ原スイミングでは、20年以上も前(1984年11月)から、子どもの肥満問題の増大に気づき、これを予防したり解消したりすることを一つの柱とした「ジュニアフィットネス」コースを開設しています。コースは、当時、東京大学の助教授であった(現東京大学大学院教授)武藤芳照先生の御指導によって構築されました。その後も、東京大学の大学院生や、その修了生、そして専属の栄養士などによって、コース内容は、社会や家庭環境の変化に合わせて改善され続けています。1988年以来、ジュニアフィットネスコースに参加されたお子さんの人数は約170人。開設当初に参加されたお子さんは、今では、社会の中心的役割を担う年齢になっておられます。
 文部科学省の調査によると、この20年間に、学校の定期健康診断で「肥満」と診断された小中学生の割合は約1.5倍に増加しました。1982年と2003年を比べると、「肥満」の小学4年生は5.9%から9.0%、中学1年生は7.3%から10.8%に増えました。現在、小学5・6年と中学1年では10人に1人が「肥満」と判定されるような状態ですから、久ケ原スイミングのジュニアフィットネスコースの重要性はますます高まっています。
 小学生の約15%、中学生の20%が週に2、3日以上、朝食を食べないというデータもあるように、家庭における食生活の乱れが進んでいます。このようなことから、厚生労働省は、「家庭できちんとした食習慣を作ることに加え、学校や地域とも連携し、子どものときから健康に気を使う意識を持つことが必要だ」としています。ジュニアフィットネスコースでも、家庭との連けいがなければ、お子さんの健康的な生活習慣の確立や、肥満予防や解消は不可能であると考えています。そのためにも、この解説を読んでいただき、車の両輪のように、御家族と久ケ原スイミングが力を合わせて、子供たちの健康の維持・増進に取り組んでいきたいと思います。

▼定期更新中▼

ジュニアフィットネスコース 管理栄養士コラム
[谷内]

Q&Aコーナー [西端・谷内]
手遅れになる前に:運動神経の発達は10才まで[西端]
手遅れになる前に:思春期に肥満していると生がい肥満かも[西端]
手遅れになる前に:老後の骨(骨そしょう症)は成長期に決まる[西端]
手遅れになる前に:小児肥満は精神的ダメージを子どもに与える[西端]
肥満と関連した健康問題:有病率や死亡率[西端]
肥満と関連した健康問題:糖尿病[西端]
肥満と関連した健康問題:高血圧[西端]
肥満と関連した健康問題:高脂血症(血清脂質異常症)[西端]
肥満と関連した健康問題:メタボリックシンドローム[西端]
肥満と関連した健康問題:心臓病[西端]
肥満と関連した健康問題:寝たきり[西端]
肥満と関連した健康問題:子どもにも生活習慣病が [谷内]
肥満の判定方法:成人編:本当にやせる必要あるの? [谷内]
肥満の判定方法:小児編[谷内]
肥満の原因:食習慣[高橋]
自分を分析しよう:食習慣を知る[高橋]
肥満対策:食習慣の改善[高橋]
Junior Fitnessの取り組み:栄養指導[高橋]

ジュニアフィットネス顧問 
西端 泉
米国Ball State University大学院修了
東京大学大学院修了
川崎市立看護短期大学 准教授
放送大学 非常勤講師
ジュニアフィットネス 管理栄養士 
谷内 洋子
お茶の水女子大学大学院
人間文化創成科学研究科 
生活習慣病医科学研究室
ジュニアフィットネス 前管理栄養士
高橋 和子
女子栄養大学卒業
事業所・学校給食における給食栄養管理
保健所・健康保健組合・スポーツ関係に
おける栄養指導担当