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肥満と関連した健康問題 寝たきり
 最近まで日本は「高齢化社会」に向かっているといわれてきました。しかし、2006年の今、日本はすでに「高齢社会」になってしまっています。高齢社会でもっとも問題になるのが「介護」であり、介護を必要とする最大の原因は「寝たきり」です。  
  それでは、寝たきりの原因は何でしょうか。

図1 寝たきりの原因

 厚生労働省の調査(図1)によると、寝たきりの原因の第1位は「脳卒中(のうそっちゅう)」です。脳卒中には、脳梗塞(のうこうそく)や脳出血(のうしゅっけつ)などの種類がありますが、いずれにしても、脳の血管がつまってしまったり破れてしまったりすることによって発生するので、脳血管疾患(のうけっかんしっかん)と呼ばれることもあります。
 それでは、なぜ、脳血管疾患が起こるのでしょうか。それは、糖尿病や高血圧、そして高コレステロール血症の合併症(がっぺいしょう)として起こります。なので、やはり、脳血管疾患を予防し、寝たきりにならないようにするためも、肥満の予防や解消が必要になります。

 寝たきりの原因の2番目は「老衰(ろうすい)」です。老衰とは、かんたんに言うと、年をとること(加齢)に伴って体力が低下し、体力が低下しすぎて、歩くことも起き上がることもできなくなることを言います。
 運動を続けると、この加齢に伴う体力の低下をおおよそ半分に減らすことができることが、様々な研究の結果から、明らかになっています。
 かりに体力があったとしても、肥満すると、その体力で支えなければならない体重が多いために、疲れやすくなり、歳とともに、日常生活が困難になりやすくなります。
 老衰を予防するためにも、そして、肥満を予防するためにも、運動を続けることが必要です。




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