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肥満の原因 食習慣

 肥満を食習慣から考えてみました。
 ほう食の時代、身体活動量を減らす社会環境の中で生活している現代人は、体脂肪が過剰に蓄積してしまうメカニズムから逃れられず、どうしても肥満・肥満症へとつながってしまうと考えられます。では、具体的に食生活において、どのような事が影響しているか見てみましょう。

1.社会環境から見て
 生活環境の変化に伴い社会が夜型生活となるなか、子ども達の生活も夜型に傾き、寝る時間が遅くなりがちです。その結果、朝食を食べない小学生も増えつつあるのが現状です。おやつや夜食の習慣化も加わり昼から夜にかけての食事量(摂取エネルギー)が多くなってしまいます。さらに、夜型の生活は日中の運動量の低下から消費エネルギーの減少、基礎代謝量の低下となり肥満につながりやすくなります。
 また、ファーストフードやインスタント食品の普及などもあり、かんたんで、安く、どこでも手に入る食品が好まれるようになりました。グルメ志向の高まりで、よりおいしい物を求める傾向も強くなりました。その結果、かたよった食生活が、肥満などの生活習慣病を引き起こす原因にもなっていると考えられます。

2.家庭環境から見て
 女性の社会進出が進み、両親とも働いている家庭が増えています。家事労働にかける時間も限られ、料理に時間がかけられなくなってしまいます。そのため、外食や市販のお弁当やお惣菜を利用する事が多くなります。その様な食事は、あげ物などの油料理が多く、脂質やエネルギーの摂り過ぎ、野菜料理が少なくビタミン・ミネラル・食物繊維の不足などで、栄養バランスがくずれがちです。
 また、ごほうびやごきげん取りなどのために食べ物を使う事もあまり好ましくありません。おやつや好きなものを何でも買ってあげたい、食べさせてあげたいと思う祖父母などとのかかわり等も影響しています。
 これらの家庭環境も、肥満につながり易い要因です。

3.本人の食べ方傾向から見て
 本人の性格的要因や行動も大きく影響していると思われます。
食べる事が大好き、興味が食べる事に集中している、だらだら食べる、おやつの量と回数が多い、外食の回数が多い等です。
 食べ方の傾向として、1回に食べる量が多い、食べている回数が多いために食べる量が多くなってしまう、早食い、かまない、夕食の品数が多くたくさん食べる、間食が多いなどです。食品のかたよりをみると、肉が大好き、牛乳を水代わりに飲む、糖分の入った飲み物をよく飲む、野菜きらいで果物大好き。
 栄養素で見ると、脂質が多い、たんぱく質が多い、食物繊維が少ない、などがあげられます。また、味付けがこい、あげ物などの油こい物が好き、甘い味が好きなどの傾向が考えられます。

  食生活から見ると、以上のような身近な要因が肥満につながりやすい食習慣として考えられます。このような食習慣を改め、バランスの良い食事で摂取エネルギーを減らし、身体を動かし消費エネルギーを多くする事が、肥満の解消につながります。

食べていますか朝ごはん?・・・・見直そう朝ごはん
 朝食を食べない人が増えている現代社会において、「朝食を食べない子供を0%とする」などの数値目標を掲げた国の食育推進基本計画が決まりろうとしています。何故、朝ごはんを食べた方が良いのでしょうか、考えてみましょう。





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