大人にはあまりない、子どもの肥満に伴う特徴的な問題に、精神的なダメージがあります。
この年代では、肥満はいじめの対象になることも多く、この結果、精神的ダメージを受けることになります。また、身体が重いために体育やスポーツが苦手になり、その劣等感から積極性をなくしたりする場合も多くみられます。
思春期における肥満では、異性に対する意識の高まりもあり、この危険は一層増大すると考えられます。
また、自分に対するひずんだボディ・イメージ*が確立してしまい、神経性食欲不振症(しんけいせいしょくよくふしんしょう)、いわゆる拒食症**(きょしょくしょう)や過食症***などの摂食行動異常(せっしょくこうどういじょう)を引き起こす場合もあります。
学校へ通うようになると、食事や運動も、友人からの影響を大きく受けるようになり、これが肥満につながることもあります。また、小児肥満は、両親の離婚や死、自分の病気や入院、あるいは弟妹の誕生や転校などをきっかけに起こることもあります。
久ケ原スイミングでは、食事や運動による小児肥満の予防や解消に取り組んでいますが、御家族の方は、以上のような小児肥満に関連した精神的な問題の前兆を発見したら、すみやかに専門医と相談するようにしてください。
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