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コース紹介



Junior Fitnessの取り組み 栄養指導

久ヶ原スイミングの方針
 体の脂肪を減らすためには食べるエネルギーを減らしますが、成長期ですから身体をつくるためのたんぱく質やミネラル、ビタミンなどの栄養素が不足しないように指導します。
 もし、いろいろな栄養素が不足すると、疲れやすくなったり、貧血などの病気にかかりやすくなったりというようなことがでてきます。エネルギーをおさえても各栄養素が充分摂れていれば、体もよく動かすこともでき、元気で健康にやせることができます。

食事調査
 一日の摂取エネルギー、栄養摂取量の調査、家族の食行動パターンについての情報を得るようにし、食事指導の参考にします。外食の回数、隠れ食いの実態や清涼飲料やスナック菓子などの摂取状況、好きなものしか食べない偏食傾向なども母親から聞き取り情報を整理・把握し参考にします。
 軽度の肥満の場合は、食習慣を含めた生活習慣の改善で成長過程において改善するケースもありますが、原則的には、四群点数法を使った栄養指導を行っています。

四群点数法について
I〕考え方
食品を4つのグループに分ける(4つの食品群)。
食品のエネルギーを80kcalで1点に換算する。
各自の摂取エネルギーを80kcalで1点に換算して一日に摂れる点数を決める。
それぞれのグループから決められた点数分を3回の食事とおやつで食べる。
  表―1「四つの食品群の食品の種類と栄養の働き」
  表―2「食品1点(80kcal)重量表」
  表―3「四群点数法による配分例」
  表―4「一日の食事の配分例(子供1600kcal)」

II〕食べ方注意

1 牛乳は給食でとるので、家ではあと1本のむようにします。牛乳1本で1.5点ですから、ヨーグルト1個(1点)とチーズ1切れ(0.5点)にしてもよいでしょう。

2 卵一日1点の場合は、一日1個食べられます。給食で卵を使っている場合は、家ではその分を引いて摂る様にしましょう。給食で卵をとらない日は、朝食か夕食に卵を摂りましょう。卵を摂らない日は、その点数分を肉・魚などの二群にプラスしてとってください。

3 肉・魚は成長期にたくさん必要だからと多く食べさせ過ぎという事や、栄養豊富ということで、あまり食べさせないという事が時々みられますが、これは間違いです。肉や魚をとる量は、多すぎても、少なすぎてもいけません。肉や魚をとる量が多すぎればエネルギー、たんぱく質、脂肪の摂り過ぎにつながります。また、肉や魚をとる量がごく少ないと、他の食品でたんぱく質を必要なだけ摂るのはたいへんです。また、脂肪の多いものを選ぶと高エネルギーでも、たんぱく質の量は少しですから注意しましょう。二群で1点重量の多いものは脂肪が少なく、たんぱく質の量が多い食品です。エネルギーを抑えて、しっかりたんぱく質を摂るためには、そのような食品を選びましょう。大豆・大豆製品(豆腐、納豆)は脂肪が少なくおすすめ品です。
  また、主菜にこれらの食品を使う時1点や1.5点分で物足りない場合は、野菜をいっしょにもり合わせたり、野菜といっしょに料理したりするとボリュームがでます。

4 野菜の摂り方をみると、少なめの人が多いようです。野菜が少ないと食事全体の量が少なくお腹の満足感がでないようです。大人も、同じ量の野菜をとった方が良いので、家族そろって野菜を多く食べるようにしましょう。

5 いもは、穀類より野菜に近くビタミンCが豊富です。一日一回は食卓にのせましょう。

6 果物は野菜のかわりにはなりません。野菜よりエネルギーが高くビタミン、ミネラルが少ないものもあります。注意して摂りたい食品です。

7 穀類は、決められた量を守るようにしましょう。多過ぎても少なすぎてもいけません。脳や神経では、穀類のでんぷんなどから分解してできるブドウ糖がエネルギー源で、筋肉のように脂肪をエネルギーとして燃やすことができません。ブドウ糖が不足すると、たんぱく質を分解して作りますから、たんぱく質を摂ってもたんぱく質として、筋肉を作ったり、血色素やホルモンを作ったりする量が少なくなります。また、減らしたい体の脂肪はブドウ糖がないとうまく燃えてくれません。以上のことから穀類を減らし過ぎないようにしてください。

8 油は、食事ごとにひとつの料理だけに使うぐらいの量です。
肉をいためたら、野菜は油を使わないに物やおひたしなどにするとよいでしょう。サラダ(生野菜)はエネルギーが少なく、かさばっているから、かむ回数が増えて満足感がでて良い食品ですが、マヨネーズ(大さじ1杯93kcal)やドレッシング(大さじ1杯56kcal)をたっぷりかけてしまうと高エネルギーになってしまいますから注意してください。また、サラダに使う野菜にはビタミン、ミネラルが少ないものが多いのでサラダばかりではなく、青菜のおひたしなど加熱して食べる野菜も摂りましょう。
 あげ物(フライ、天ぷら、からあげなど)は油を多く使いますから、献立に取り入れる時は量に気をつけましょう。
  フライパン料理は、油を使う料理です。高エネルギーの油を使う回数を少なくすること、つまりフライパン料理を減らすことが食事のエネルギーを下げるポイントでしょう。油を使わなくてすむテフロン加工のフライパンを利用するとよいでしょう。

9 砂糖はごく少量摂るようにします。に物などの料理に使う分か、甘みの少ない手作りのお菓子に使う分くらいです。

10 菓子は20点の中には入れませんでした。





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