久ヶ原スイミングクラブ  

管理栄養士コラム

2015.12.10 年末年始のからだの動かし方
~ごちそう続きの毎日でもちょっと気をつけてみたいこと~

寒さもいよいよ本格的となり、今年も残すところあとわずかとなってまいりました。年末年始は、大人は忘年会や新年会、子どもはクリスマスやお正月といった行事が続き、何かとごちそうを食べる機会が増え、体重の増え方もちょっと気になる時期ですね。今年一年の頑張りを振り返りながら、また新年の決意を家族や仲間と語り合いながら、ふだんの食事とはちょっと違う雰囲気のごちそうをたのしむことは、とても大切なことですね。食べ過ぎにはもちろん注意ですが、ごちそうをたのしみながら、身体を動かすことを両立して、毎年悩まされる?!年末年始の体重増加を食い止めましょう。

歩行速度を変えながら歩くことで最大で20%多くエネルギーを消費

もっとも手軽で、かつエネルギー消費に優れた身体活動としてウォーキングが挙げられます。ウォーキングでは、どんな速度でもエネルギーを消費しますが、近年の研究では、歩行速度を変えながら歩くことで最大で20%多くエネルギーを消費できることが示唆されています。この研究グループの1人であるオハイオ州立大学のSrinivasan 教授は、「より多くのエネルギー(カロリー)を消費したいのなら、“自然ではないと感じるような方法”で歩くこと」と話しており、例えば、しばらく歩いたら止まるを繰り返す、くねくねと曲がって歩行する、といった方法が有用であるとしています。このほかにこの研究では、短い距離を歩く際には遅く歩く傾向が、逆に長い距離を歩く際には速く歩く傾向があることもわかったとしています。

じっと座ってテレビをみているよりも、少しでも身体を動かすことでエネルギーは消費されるわけですが、身体の動かし方(歩き方)によってもエネルギーの消費量が違ってくることは、理解できますよね。年末年始はお出かけの機会も増えると思いますが、移動はできるだけ歩いて、またほんの少しの歩行距離でも歩く速度の強弱を意識すれば、エネルギー消費量がアップして、体重増加を食い止められるかもしれません。その時は周囲の状況をよく見て、安全に配慮して歩いてくださいね。皆様、楽しい年末年始をお過ごしください。

参考:Seethapathi N, Srinivasan M. The metabolic cost of changing walking speeds is significant, implies lower optimal speeds for shorter distances, and increases daily energy estimates. http://consumer.healthday.com/fitness-information-14/misc-health-news-265/for-a-better-calorie-burn-adjust-your-speed-while-walking-704085.html

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